― 翼のある家 ―
地盤の傾斜を利用して、傾斜地の上部になる北側のレベルを基準床面とし、敷地形状に添って斜面下の南側に浮かせるように建物を展開させ、眺望とプライバシーを確保している。中央にリビングと書斎、両サイドに三角形の畳処と寝室を配置し、長さ22ｍの翼を広げたような平面計画を試みた。それぞれの居室の開口部からは変化のある自然が広がり、四季折々の変化に包まれた居住空間となっている。居間の北面のオープンキッチンにはハイサイドライトから木漏れ日が差し込み、南面に張り出したテラスの中央部に浴室や暖炉が置かれ、内外一体的な空間と視覚的領域を確保しながら、自然に囲まれた生活の楽しさを引き出す工夫を施した。
Villa M
– the House with Wings –
Type
Villa
Location
Itou, Shizuoka, Japan
Status
2001- design
2002 completion
Total Floor Area
94.3sqm
Structure
Reinforced Concrete & Wood, 1 story
Architecture Design
Noriaki Okabe Architecture Network
Collaborators
Van Structural Design (Structure)
Whole Force Studio (structure)
ES Associates (building service)
Total Environmental Engineer (electric service)
Reference
*Kenchiku Bunka : 2002-10 Vol.57 No.661, Shokokusha Publishing Co.,Ltd., Japan
Photograph
Osamu Murai: No.03
