台北ポップミュージックセンター

― キューブクラウド ―
敷地は2つのブロックによって構成されるが私達はこの2つを一体的に捉え、敷地全体をダイナミックで親しみのある都市公園のランドスケープとして計画した。敷地に沿ってひろがる丘陵地帯の豊かな地形を与えられた敷地に転写する方法を採用した。丘陵部の地形は与えられた適切な大きさで切り取られ、敷地に転写される。高さのパラメーターを縮小し、公園として人々が散策しやすい最高5m程度に抑え、全体を調整する。
演出、展開、展示のための空間は立方体、直方体などの簡潔なヴォリュームを基本としている。これらのヴォリュームを純粋な幾何学形態として受容し、これらを群造形として機能的に合成する。これらのヴォリュームの群造形要素を地表から可能な限り浮上させる。15000人の観客席やstage機能、構造柱、階段などを除き、浮き上がるリズミカルな構成の群(劇場、ステージ、ライブハウスなど)を創る。TPMCの音楽活動機能のヴォリュームには白の外装表現が与えられる。白いvolumeは日中は陽の光を受けて白く輝き、夜間は様々に演出される投光や映像によってダイナミックで光り輝く表現を都市空間に打ち出す。水平に広がる白い群造形は周辺の垂直に伸びる高層ビルち対峙することで豊かな均衡と緊張をこの地区の都市景観に与え、浮ぶ白い造形群はなだらかな転写され再構成された自然地形のランドスケープと対話する。
白い建築造形は中庭を囲むように構成される。中庭の半分は15000人の広場の観客席となりガラスの大屋根で覆われる。残りの半分は道路を横切り宙に浮いた殿堂建築の下まで続き、自由な活動の広場となる。2つの広場は連続した利用も提案でき、より大規模なイベント、中庭広場などとして都市空間に新たな市民の文化活動、日常の憩いの場、消費活動の場として展開する。
Taipei Pop Music Center (international open competition proposal)
– Cube Cloud –
Type
Hall, Museum
Location
Taipei, Taiwan
Competition Organizer
Department of Cultural Affairs, Taipei City Government
Status
2009 international open competition
Total Floor Area
40,000sqm
Structure
Reinforced Concrete, 2 Basement + 7 Stories
Design
Noriaki Okabe Architecture Network
Collaborators
Michel Desvigne (landscape)
Van Structural Design (structure)
Bears Engineering Co., Ltd. (stage mechanism)

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