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― 既存棟とつくるJSTの世界 ―
日本圧着端子製造株式会社（JST）の東日本エリアの活動拠点となる施設の建替計画であり、2009年竣工の東京技術センターB（設計・監理：岡部憲明アーキテクチャーネットワーク）の増築に当たる。
地上5階、地下1階の各フロアは執務スペースと一体となった緩やかな階段で結ばれる。建物の中央に設けられた2階から4階にかけて連続する吹き抜け空間を介して、フロア間の活動を感じ取ることができる。その他にも来客者との打ち合わせスペースを兼ねたスタッフの自由な利用方法を許容する2階フリーワークスペースや、5階の屋上庭園（菜園）など、スタッフのより積極的な活動を誘発するスペースが随所に設けられている。
地上では隣接する東京技術センターBとの間に中庭と渡り廊下を設け、緑豊かなスペースとして再構築し、動線を確保し、より密接な関係性が形成されることになる。東京技術センターBに面する北面に対し大きな開口を設け、パーゴラ（植栽壁）を借景として執務スペースへ取り込むとともに、相互の活動がパーゴラ越しに垣間見れることによる視覚的なコミュニケーションが生まれる。東京技術センターＡの完成が施設の更新にとどまらず、敷地全体として新たな環境“JSTの世界”が創出される。
日本圧着端子製造株式会社（JST）の東日本エリアの活動拠点となる施設の建替計画であり、2009年竣工の東京技術センターB（設計・監理：岡部憲明アーキテクチャーネットワーク）の増築に当たる。
地上5階、地下1階の各フロアは執務スペースと一体となった緩やかな階段で結ばれる。建物の中央に設けられた2階から4階にかけて連続する吹き抜け空間を介して、フロア間の活動を感じ取ることができる。その他にも来客者との打ち合わせスペースを兼ねたスタッフの自由な利用方法を許容する2階フリーワークスペースや、5階の屋上庭園（菜園）など、スタッフのより積極的な活動を誘発するスペースが随所に設けられている。
地上では隣接する東京技術センターBとの間に中庭と渡り廊下を設け、緑豊かなスペースとして再構築し、動線を確保し、より密接な関係性が形成されることになる。東京技術センターBに面する北面に対し大きな開口を設け、パーゴラ（植栽壁）を借景として執務スペースへ取り込むとともに、相互の活動がパーゴラ越しに垣間見れることによる視覚的なコミュニケーションが生まれる。東京技術センターＡの完成が施設の更新にとどまらず、敷地全体として新たな環境“JSTの世界”が創出される。
JST Tokyo Engineering Center A／Kanto Office
– Reconstruction of Kanto region’s hub –
Type
Office & Research center
Location
Yokohama, Kanagawa, Japan
Client
J.S.T. Mfg. Co., Ltd.
Status
2017 Completion
Total Floor Area
2,655sqm
Structure
Steel-framed reinforced concrete & Steel,
1 Basement + 5 Stories
Design
Noriaki Okabe Architecture Network
Collaborators
T&A Associates (structure)
ES Associates (building service)
Total Environmental Engineer (electric service)
Reference
*Shinkenchiku: 2018-11, Shinkenchiku-sha, Japan
*Kenchiku Journal: 2019-2, Kenchiku Journal, Japan
Photograph
Takeshi Taira: No. 02-10, 12-16
Tomohisa Okamoto: No. 01, 11
