― 集まって考える創造の場 ―
COLONY箱根は従来の宿泊・研修施設と異なり、クリエイターのための滞在型コミュニケーション空間を目指し、緩やかな傾斜をもつ仙石原の林の中に計画された。自然を身近に感じながら、新しいアイディアの創造を刺激し、クリエイティブな「環境と体験」が得られるような建築空間のあり方がテーマとなった。
敷地の傾斜に合わせて床レベルを変え、ホールから中庭へと続く「アクティビティスペース」には、階段状のプレゼンテーションエリアやダイニング兼用ミーティングエリア、スキップダウンした暖炉を含むラウンジがあり、オープンで様々な活動が行われる。中庭と回廊を囲む客室は、回廊に対してセミオープンなミーティングスペースと高天井の和室で構成され、キャビンベッドやロフトを組み込んだ。
中庭を中心に、何処にいても自然を感じ、多様な活動が見える。さまざまな場所性と空間の特性に変化をつけることで感性を刺激され、リラックスしながら新たなアイディアを創造する。
COLONY Hakone
– Creative field for thinking together –
Type
Hotel & Training center
Location
Hakone, Kanagawa, Japan
Client
COLOPL, Inc.
Status
2017 Completion
Total Floor Area
2,088sqm
Structure
Main building: Steel, 2 Stories
Hot-spring buildings: Reinforced Concrete & Wood, 1 Story
Design
Noriaki Okabe Architecture Network +
MITSUI Designtec Co.,Ltd.
Collaborators
T&A Associates (structure)
Ove Arup & Partners Japan Ltd. (building & electric service)
Reference
*Shinkenchiku: 2018-7, Shinkenchiku-sha, Japan
*Kenchiku Journal: 2019-2, Kenchiku Journal, Japan
Photograph
Takeshi Taira: No.01, 03-12