― 風景を媒体に街とつなぐ ―
西武新宿線に面し小高い丘がシンボルとなっている東伏見公園。開放的な芝生の広場や、電車を間近で見える展望デッキなど子供連れの家族の憩いの場なっている。地域の人々に親しまれる公園と西武線を挟んで向かい合うようにチャーム東伏見は位置する。西武線に架かるゆったりとした歩道橋が二つの場を結ぶ。本プロジェクトはこの立地条件を活かし、あたかも緑豊かな公園の中に佇むかのような施設とすることを目指した。
エントランスへといざなうアプローチ、1階カフェコーナーとダイニング各々に面するテラス、気軽な散策ができる庭園などの外部空間の要所に趣の異なる緑地を配する計画とした。屋内においても東伏見公園を含めた外部空間の緑、光、眺望が感じられるように配慮した。エントランスを入ると正面に庭園の風景が開ける。さらに進むと緑のスクリーンにより隣接する住宅地から守られた落ち着いた空間のダイニングに至る。上階に進むと南面する東伏見公園の大パノラマの眺望が目の前に広がる。
平面計画は、南北に抜ける一本の廊下を軸とした構成とし明快な動線を実現するとともに、アイキャッチとなる緑、風景、壁、アートスペースを動線上の随所に配し、日常に変化を感じられる工夫をした。ダイニングやカフェコーナーといった共用スペース及び居室は天井高を十分に確保し間接照明を中心とした照明計画とすることで、光に包まれた安らぎのある空間となるようにした。
眺望に恵まれた本施設は、一方で周辺住民にとって新たな景観の一部となることを意味する。時を経てチャーム東伏見がこの地の風景の一部として根付いていくことを願う。
西武新宿線に面し小高い丘がシンボルとなっている東伏見公園。開放的な芝生の広場や、電車を間近で見える展望デッキなど子供連れの家族の憩いの場なっている。地域の人々に親しまれる公園と西武線を挟んで向かい合うようにチャーム東伏見は位置する。西武線に架かるゆったりとした歩道橋が二つの場を結ぶ。本プロジェクトはこの立地条件を活かし、あたかも緑豊かな公園の中に佇むかのような施設とすることを目指した。
エントランスへといざなうアプローチ、1階カフェコーナーとダイニング各々に面するテラス、気軽な散策ができる庭園などの外部空間の要所に趣の異なる緑地を配する計画とした。屋内においても東伏見公園を含めた外部空間の緑、光、眺望が感じられるように配慮した。エントランスを入ると正面に庭園の風景が開ける。さらに進むと緑のスクリーンにより隣接する住宅地から守られた落ち着いた空間のダイニングに至る。上階に進むと南面する東伏見公園の大パノラマの眺望が目の前に広がる。
平面計画は、南北に抜ける一本の廊下を軸とした構成とし明快な動線を実現するとともに、アイキャッチとなる緑、風景、壁、アートスペースを動線上の随所に配し、日常に変化を感じられる工夫をした。ダイニングやカフェコーナーといった共用スペース及び居室は天井高を十分に確保し間接照明を中心とした照明計画とすることで、光に包まれた安らぎのある空間となるようにした。
眺望に恵まれた本施設は、一方で周辺住民にとって新たな景観の一部となることを意味する。時を経てチャーム東伏見がこの地の風景の一部として根付いていくことを願う。
Charm Higashifushimi
– Creation of the ordinary scene in the housing for the elderly –
Type
Housing for the Elderly
Location
Nishitokyo, Tokyo, Japan
Client
Daiwa House Industry Co., Ltd.
Operator
Charm Care Corporation
Status
2022 Completion
Total Floor Area
2,920sqm
Structure
Steel, 4 Stories
Design
Noriaki Okabe Architecture Network
Collaborators
T&A Associates (structure)
Atelier AI (building service)
Total Environmental Engineer (electric service)
Photograph
Takeshi Taira: No.1-12