― 繊細な光のオブジェとしての橋 ―
木立を通り抜ける時の穏やかな光と影を人々が感じることのできる、思いがけない空間性を都市の一角に創り上げる橋の計画である。この橋の欄干は、歩道、車道を両側から包み込む、繊細なリズムを持つ曲面によってつくられる。稲穂やすすきのような心休まる柔らかな表現を持つ曲面に包まれながら、人々はこの橋を通り抜ける。床面の白いセラミックタイルが反射する太陽の光とその輝きによって、人々の姿は風景に浮かびあがる。遠方からこの橋を見る時には、橋はたおやかな光のオブジェとして現れ、その上を通りぬける人々や車は、輝くレースのカーテン越しの影として、都市の風景となる。
M – Bridge
– a Bridge as a Sensitive Objet of Lights –
Type
Bridge fence
Location
Tokyo, Japan
Status
2011 Completion
Length
25m
Fence Structure
Aluminum + Carbon Fiber Reinforced Plastics
Architecture Design
Noriaki Okabe Architecture Network