― 研究開発空間のためのヴォリューム構成 ―
敷地は横浜市の準工業地域の中に位置し、周辺には民家やアパート、町工場などの小さなヴォリュームが雑然と連なる。明解で凛としたヴォリュームを持ちながら細やかな輝きを四方に放つ外部の表現を生むデザインをテーマとした。内部は研究、設計エリアを2層の核フロアとして2階3階に、1階部分に外部からの訪問者との打合せエリアを、4階には外部テラスをもつ食堂、休憩エリア、5階に多目的な会議室を置き、これらを吹抜空間、直線階段で結ぶ構成としている。吹抜空間ガラスファサードの外部には自立した植栽壁（super pergola）を水盤と合わせて設け、自然の光と縁の輝きに溢れた環境を生み出す事を心がけた。自然光の取り入れと共に、暖色系間接光の照明によって柔らかく包むことで落着いた研究設計活動の空間を作り出した。
JST Tokyo Engineering Center B
– a Volume Composition for R&D Spaces –
Type
Reseach center
Location
Yokohama, Kanagawa, Japan
Client
J.S.T. Mfg. Co., Ltd.
Status
2009 Completion
Total Floor Area
3,589sqm
Structure
Steel, 5 Stories
Design
Noriaki Okabe Architecture Network
Collaborators
T&A Associates (structure)
ES Associates (building service)
Total Environmental Engineer (electric service)
Reference
*Shinkenchiku: 2009 10, Shinkenchiku-sha, Japan
*JA: volume 76 2010 winter, Shinkenchiku-sha, Japan
Photograph
Takeshi Taira: No.01-14
