北国の超高層外装計画

― 銀嶺の輝き ―
誇張された形態表現や強固なマスの表現を控え、穏やかで繊細な外装の表現とし、北国の自然<空、山並み>と都市表現へと溶け込ませる事を目指した。ファサードは白い細やかな水平ラインが重層し、北国の空の光の中でリズミカルに変化しながら上空へと伸び、巨大な構築物としての表現を微細に分割し、白い光の反射の襞へと変化させる。直方体の集積であるこの超高層ビルに銀嶺の輝きの持つ美しさを転写する。コーナー部分には空と風景へと溶け込む表現を獲得するための透明性と反射性を与える。超高層として一般的な垂直に伸びる方立(マリオン)の表現を用いずに白の水平ラインの集積とコーナーの透明性と反射性の輝きにより今日まで存在しなかった超高層ビルの表現を獲得する。
The Facade design proposal for the skyscraper in the northland (competition proposal)
– a Brilliance as a Snowcapped Mountain –
Type
Facade design
Location
Hokkaido, Japan
Status
2007 invited competition
Design
Noriaki Okabe Architecture Network
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